今日の風、冷たい?温かい?

フェアユングさん、ニュースレターより、第四話です。

第四話 春は「張る」

春は入学、入社の季節ですが「開幕」の季節でもあります・・・プロ野球のことでした。サッカーやテニスなど、世界を相手に活躍する日本人選手も珍しくなくなって来ましたね。メジャー・リーグでの成功者第一号の野茂英雄投手や国民栄誉賞を受賞した松井秀喜選手、今も活躍しているイチロー選手・・・彼らの活躍が私たち日本人に勇気を与え、自分たちもやれるんだ、と意識を改革し「壁」を突破する力になり、後続の選手たちが次々に海を渡る現状をもたらしたのです。スポーツのみならず、仕事や人生の全てにおいても当てはまる例だと思います。「限界」はないのです。

 一流選手になれば高額で契約するプロ野球選手ですが、シーズンの初めである春に怪我・故障を起こしシーズンを棒に振ってしまう悲劇が毎年起こります。前年の冬からトレーニングを重ね準備して来たでしょうに、勿体ないですね。

 東洋医学の五行説では「春」は「筋」=筋肉を痛めやすい時期であると説きます。春は冬の間に身体が溜め込んだ油汚れなどを「肝」が分解し、浄化に努める季節ですが、そちらにかかりきりの「肝」が筋肉中の乳酸などの疲労物質の分解にまで充分に手が回らず、その蓄積が肉離れなどのトラブルを招くと考えるのです。

 近年はスポーツ栄養学の研究が進み、筋肉をつけるために肉をたくさん食べる傾向は薄れつつありますが、昔は動物性脂肪やタンパクを摂り過ぎ、それらが体内で分解しきれず怪我の原因になったケースも多かったことでしょう。プロ野球界の名監督」であった広岡達郎さんは、当時弱小球団であった西武ライオンズを任されたときに森下敬一博士の「血液の汚れが万病の元である」という食養生の考えを取り入れ、食堂から肉類を追い出し、玄米に野菜中心のメニューを取り入れました。食事を変えて数年・・・ライオンズの選手は故障をしなくなり、初の日本一から常勝軍団へと成長したのです。

 スポーツ選手でなくとも、首や肩の筋肉が凝ったり、腰に張りを感じる場合は「肝」の疲労に注意すべきです。油料理や肉料理、アルコールと砂糖の摂り過ぎに気をつけましょう。

「陰」の効用 ―

「冷えは万病の元」と言われるくらいで、漢方や伝統食養生(マクロビオティック)などの書物に目を通しますと、再三にわたり身体を冷やさぬよう注意されています。そこでは食物は「陰」「陽」に分類されています。

「陰性」の食物:身体を冷やす・・・葉野菜、果物、砂糖、コーヒーなど

「陽性」の食物:身体を暖める・・・根菜類、漬物、味噌、番茶など

 日本人の主食である米は中庸、パンなどの原料になる小麦は陰性に分類されます。分類の根拠にあたる「陰陽論」は「五行説」と並ぶ東洋医学の基本法則です。知ればたいへん面白い理論ですが、注意すべきは常に暖める「陽」が良くて冷やす「陰」が悪いのではない、ということです。

「陽」・・・引き締める、固める

「陰」・・・ゆるめる、分解する

「陰」「陽」には上記のような働きがありますので、例えば身体に老廃物や疲労物質などが溜まって滞留している場合は「陰性」の食物が役に立つのです。

スポーツなどによる筋肉疲労にグレープフルーツが推奨されるのは、酸味の強いクエン酸に筋肉中に溜まった乳酸を分解する働きがあるからです。ただし空腹時に食べると、胃壁が損傷する場合がありますのでおなかの弱い方は気をつけて下さい。よくグレープフルーツを半分に切り、断面に砂糖をかけてスプーンですくって食べる方がありますが、「五行説」では「酸味」は「脾」「胃」を痛めるが、「甘味」は「脾」「胃」を守るため、合わせると安全であるという考えがあり、合理的な方法だと言えるでしょう。

 また、果物などを「生」で食べると「酵素」をたくさん摂取できます。酵素は加熱すると破壊されますので、サラダや酢の物などは野菜の持つ酵素を損ねない食べ方です。酵素が豊富にある食物は、体内でそれ自体の酵素によって消化されるため、体内の消化酵素を節約できます。そこで節約したエネルギーを「代謝酵素」の生産にあてられるため、痛めた筋肉などの回復をスムーズにします。


第四話でした。陰性 陽性と出てきましたが、何となくわかるような、わからないような。太陽に近いのか遠いのか、など 理由があり、それが理解できると、意外と身近なところで役に立つこともあります。どっちにも傾かない真ん中あたりでバランスをとっている感じが、良い感じなのでしょうね。この頃では冷えている人がとても多いように思います。そんな方は冷えすぎないように。どんなものでも摂りすぎてはバランスを崩します。いただくものの幅を広く持っておく方がよいでしょうね。コーヒーが出てきました、コーヒーは、確かに冷える気がしますね、ですが、南の国の高いところで育っているようにも思います。一概に冷えるーというわけではないのかしら。煎り込んでいますし。といろいろ意見がありまして、苦味と言う成分が水を動かして余分な水を排せつさせると言う話もあります。カフェインの影響を受けない程度に頂くのも良いでしょう。深煎りの方がカフェイン飛んでいると聞きました。カフェインがダメな方は、ハブ茶(決明子のお茶)がおすすめです。デージーでは、お試し頂きたい季節のお茶をご用意しています。その他 梅醤エキス、バーリイグリーン(青汁)、大高酵素など、タイミングによってはお試しいただけます。

写真は、福井県足羽神社の有名な桜です。この時は、運よく満開でした。前日の情報では、まだ3分くらいと聞いていました。2016年4月2日17時ごろ。石段を曲がりながら登って行くとこんな景色に包まれます。もうそれだけでとても幸せな気分でした。人はたくさんお越しでしたが、その声も足音も全部はなたちが消してしまう。静寂の中の光景。この時の気持ちは、忘れられない。



自然食品・健康食品の店 デージー

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