とその前に、年末年始は、こんな予定です。
お休みは、12月31日から1月5日まで。
どうぞよろしくお願いします。
さて、今回は冬の養生になります。
フェアユングさんのニユースレターより、お届けします。
「冬」
東洋医学では、冬は「蔵」の季節と言われます。樹木が葉を落として生命力の、無駄な消費を防ぐように、身体も「気」の流れ内側へ集中させようとします。夏までに消耗したエネルギーを回復させ、各器官を修復させて来るべき春からの活動へ向け準備する季節です。
冬はからだの「陽」=熱を奪われぬよう、衣服を重ね着し、体温をキープすることが大切です。暖房の効いた部屋に閉じこもっていると「気」の巡りが悪くなるので、「陽気」の強い昼間のうちに屋外で快適に身体を動かしましょう。
第一話 風邪は背中からひく
北風は木枯らしと一緒に風邪も運んで来ます。忙しい師走に寝込むのだけは避けたいものですね。風邪は引き初めが肝心、早めに対処することが大切です。
風邪の引き初めはいつからなのでしょう?ーまず「背中が冷えて」ゾクッとします。次いで「肩こり」がきつくなり、「頭が重く」感じられるようになります。首筋から背のかにかけての冷えが風邪の第一歩なのてす。
東洋医学では、風邪は「太陽病」といい、身体の表(せなか)より「病邪」が入り込んでくると考えます。身体の深部まで食いつかれる前に「病邪」を外へ追い出せば、軽くすむけです。
筆者の母が子供の頃、風邪をひいて近所のお医者さんに連れていかれると、薬を出さずに「うどんを食べて寝かせなさい」といつも言われたので「うどん先生」と呼んでいたそうです。葛のあんかけうどんを熱々のうちにすすり、生姜湯を飲んで厚着をして寝ると、寒い冬でも汗が出ます。度々着替えて、汗をかき続けながら眠れば、目覚めた時には身体がスッキリと楽になっています。
最もポピュラーな漢方薬である葛根湯は、「葛の根」で体内温度を上昇させ「麻黄」と言う発刊作用の強い生薬の作用で「病邪」を外へ追い出す薬です。身体と病気の原理は以外とシンプルなのてす。
何より大切なのは予防です。外出するときは、首と背中をしっかりガードし、冷たい風に体温を奪われぬよう注意しましょう。そして体内・・・「肺」「脾・胃」「腎」を温める食材を積極的に摂り、うっかり侵入されたウイルスを速やかに分解できるよう免疫力をアップしましょう。
東洋医学の「五行説」では、冬は「腎」を痛めやすいので注意するように説きます。汗をかかない分、尿を作る「腎」に負担がかかるのです。小豆や海藻、根菜類を摂りしっかり温めてパワーアップしてください。
ー食物によって暖める場所が違うー
葛根湯を例に挙げましたが、生薬たけでなく食物にもそれぞれの「薬性」があります。
生姜は身体の表面を温める力がたいへん強い食物て、多くの漢方薬にも配合されています。寒い屋外へ出る前に生姜湯などを飲んでおくと皮膚がぽかぽかして冷たい空気によるダメージを和らげることができます。ただしその原理は「体内」の血液を表面に集めるー末梢の血行促進によるものですので、身体の中心部を温めるわけではありません。豚のしょうが焼き、サバの生姜煮など、生姜は油を分解する「陰」の働きが強い食物なのです。
葛は身体の「深部」を温める食物です。有名な奈良の吉野葛は、身体も凍りつきそうな寒冷地で幾年もかけて育ち「温性」が最大限に高まった植物てす。就寝前に飲むのなら、葛湯の方が良いわけです。
ーRのつく月には根菜を食べようー
英語圏では、秋から冬のRのつく月(December =12月など)には「海のミルク」と呼ばれる牡蠣を食べることが推奨されます。繁殖力の強さで知られる貝であり、「愛のミネラル」と呼ばれる亜鉛がたいへん豊富です。人体内で最も亜鉛を必要とする臓器は「腎」です。「腎」は血液のろ過、pH調整、尿を作る働知られますが、東洋医学では内分泌=ホルモンにも大きく関わりのある器官だと捉えています。
もうひとつ、冬に旬を迎えるのがれんこん、ゴボウ、人参などの「根菜」です。寒さで地上の葉や久岐が、枯れてしまっても。土中て栄養を蓄えて生き延びる「根」は「陽」の働きが強く、「溫性」作用を持ちます。
東洋医学では地面を「へそ」になぞらえます。根菜は、へそより下、「腎」や腸を強化する働きがあると考えるわけです。
フェアユングさんのニユースレターより、冬の養生、第一話でした。
あらあら、生姜の働きご存知でしたか?火を通さなければ冷えますよと言うのは聞いていましたけれども、たとえ火を通したとしても、身体の表面を温めるのだったとは。
私もかなり、中途半端な、知識だったのだな、と反省しました。皆さんに本葛をおすすめしないといけませんね。葛湯を作る時はお砂糖は抜きで頂いてくださいね。温めてるのか冷しているのか分からなくなりますので。
まだまだ続きます、次回をお楽しみに。
簡単なギフトお送りしました。
お客様の、ご希望の商品を簡単な贈り物に。一般的なギフトとしての化粧箱、コジャレた包装などはご用意できませんが、中身が確かなので、略式でもとても喜ばれるとおっしゃっていました。袋にいれて段ボール箱につめて送ります。(要送料・海外は非対応)商品が揃うまでのお時間がかかります。おのしなどはご用意出来ませんのでお客様の方でお願いします。お申し込みの時にご来店お支払が必要です。
他に、農薬化学肥料不使用、信楽のお茶のセット(金額に合わせて詰め合わせてもらえます)などもあります。
いつもご覧いただいてありがとうございます。さあ、今年もあともう少し、焦って失敗しないように、何時もより心持ペースを緩めて最後乗り切りましょう。
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