フェアユングさんのニユースレターより、
冬の養生、けんこう便りの第六話です。
2月の行事と言えば昔は節分でしたが、今やバレンタイン・デーですね。欧米では男女ともに恋人や親しい友人同士で花やキャンディ、カードなどを交換する日であり、特にチョコレートを送ると言う決まりはありません。昭和50年代に製菓会社による宣伝が項を奏して?日本独自で広まったものです。この時期、国内で一年間に消費されるチョコレート総量の、なんと20%が売れるそうです。この経済効果を考えますと、今さらやめるわけにはいきませんね。
男性諸氏にとっては、ちょっと胸がときめく日かも知れませんね。たとえ義理チョコと分かっていても、もらえた方が嬉しいのが人情と言うものです。・・・ホワイト・デーでそれ以上の散財が待っていようとも・・・男とは、つくづく分かりやすい生き物であります。
東洋医学の「五行説」では、「脾」「胃」は「甘味」で整えると説きます。激しい胃痛の時には、生薬の甘草(かんぞう)を煎じて飲むと痛みが和らぎます。甘草は甘味料にも用いられる、たいへん甘味の強い植物です。
さつまいもやかぼちゃなど、自然の甘味を持つ野菜は胃の機能を向上させてくれます。
けれども、過ぎたるは及ばざるが如し・・・昔は砂糖が貴重品でしたので、たまに頂くと滋養強壮になったのですが、今や私たちの周囲は至るところ甘いものだらけです。
東洋医学の「陰陽論」では、
塩 = 陽 →身体を温め、引き締める
砂糖 = 陰 →身体を冷やし、緩める
と考えます。脳が強いストレスを受けているときにチョコレートなとを摂取しますと血糖値が急上昇し、脳に大量のエネルギー(ブドウ糖)が供給されるため、緊張が緩み気分爽快になります。ところがこれが「甘い罠」、砂糖は消耗も激しいのでさらに欲しくなり繰り返し食べ続けるうちに膵臓がオーバーワークでインシュリンを分泌できなくなると、怖い糖尿病が待っているのです。大切な彼にふチョコの代わりに海苔煎餅と番茶で、ほっこりしてみてはいかがでしょう。
ー 甘いものの食べ過ぎは「腎」を痛めるー
今や、予備軍を含めると40歳以上の国民のうち、6人に1人が糖尿病予備軍と言われる時代です。むやみに喉が渇く、すぐに疲れる、手足が痺れることが多い方は要注意です。
糖尿病の本当の恐ろしさは合併症にあります。血液中の糖分が中々分解できないために、血液が粘ついてきます。そのため特に毛細血管がつまりやすくなるのが怖いのです。
血管が細くつまりやすいところと言えば、まず目です。進行すると網膜はく離や失明のリスクが高まります。次いで手足など心臓から遠い部分の末梢血管にも血液がスムーズに運ばれず冷え→痺れ、痛みが生じ最悪のケースでは懐そしてしまう場合もあります。
そして、全ての血液をろ過し続ける器官である腎臓のフィルターにあたる糸球体が詰まってしまう糖尿性腎症がいちばん深刻てす。人工透析治療を受けることで今は命が助かりますが、腎臓は血液のろ過だけでなく、血中塩分濃度、pH調整も行っている臓器です。透析の機械はそのような調整まではできないので、腎臓を痛めてしまうと醤油が駄目、果物も駄目、と不自由な生活を余儀なくされてしまいます。過度の「甘味」は「腎」も痛めるのてす。
今、玄米や雑穀入りご飯を中心とした穀類菜食中心の食生活が見直されている背景には、食物繊維が豊富で体内の血糖上昇を穏やかにし、糖分を分解するビタミンB1やクロム、亜鉛などが十分備わっていること、肉や卵、乳製品や砂糖を控えることで前述の微量栄養素を無駄遣いしないこと ーそのような食事を摂っていた昔、糖尿病なとはなかったと言う事実があります。ややこしい理屈をこねなくても、直感や自らの味覚、嗅覚で判断し、自分たちで作った食材を素材のまま食べていたシンプルな時代ー 今は、食を含めた「伝統への回帰」が大切な時代なのではないでしょうか。私たちの身体が不調を訴えることで、私たち自身に「気づき」の機会を与えてくれているのではないか、と思わずにいられないのです。
今の子供たちが大人になったときに、幸せに暮らせる日本でありますように・・・健康を、ものを、人を大切に生きたいものてす。
いかがでしょう。分かりやすく糖尿病のことが説明されていましたね。得体の知れない病気だと思っていましたが、なるほど、そうなんですね。良くわかりました。
私、思いますに、もしかして、人が人らしく健やかでもちろん、心も身体も、繋がり方も、暮らせていた時代、人と言う「種」のピークは過ぎてしまったなと思います。問題をやまずみにしたまんま、先端の技術だけがものすごいスピードで突き進み、不必要な便利さにしがらまれて逆にもう、今や、機械にコントロールされつくし、人らしく生きずらい、おかしな時代に入ってしまったのだなと思うのです。バランスが崩れてしまった。。話がそれましたね。すみません。
フェアユングさんのお話し、知っておくと、きっと役に立つと思います。良かったら試して頂きたいですね。
写真は、アレルギー対応の、ホワイトソースだそうです。お味噌や、甘酒、おつけものなどをお作りです。
麹発酵の甘酒とお味噌などでうまく、美味しくできています
アレルギー特定7品目不使用です。シチューの作り方は、お野菜が柔らかくなったら、お湯は捨てます。そこに、このルーを絡めて温めて、火が通ったら出来上がりです。美味しい味つけでしたから、特にアレルギーのないかたでも、良くわからない乳成分を不安に思いながら摂るのであれは、これはおすすめ。甘酒のつぶつぶがまた、美味しいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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